発達障害とカサンドラ症候群の問題と対策
こんにちはnakajiiiです
まずはカサンドラ症候群って何?って話ですよね。カサンドラ症候群というのは、発達障害の夫または妻(あるいはパートナー)との相互関係が築けないために配偶者やパートナーに生じる、身体的、精神的症状を表すようです。つまり、発達障害を支える側の夫や奥さんが(あるいはパートナー)が「私が間違ってるんじゃないか」「俺がおかしいのかな」というように疑心暗鬼を通り越し、うつ状態になったり、パニックになったり、無気力になったりすることがあるよ!って話し。
とある夫婦の会話でこうゆう会話がありました。
(奥さん)「車のワイパーゴムボロボロになってきたから、そろそろ直さないとねぇ」
(旦那さんADHD)「そうだねぇ」
数日後
(奥さん)「車のワイパーゴムボロボロになってきたから、そろそろ直さないとねぇ」
(旦那さんADHD)「そうだねぇ」
さらに数日後
(旦那さんADHD)「そろそろワイパーのゴム直さないとね」
(奥さん)「それ前も話してたよ!いやまてよ、もしかしたら私が言った気になってただけで実は言ってなかったのかも・・・私が間違ってるのかな?」
この時点で奥さんはかなり病んでいました、今までの自信が音を立てて崩れ落ちる感覚だったと思います。どっちが正解でどっちが間違っているのか、自分の記憶は正しいのか間違っているのか、こうなると実際そうとうしんどいです。
その後、奥さんはADHDについて聞きかじりの知識はあったもののちゃんと、「把握してなかったな」と思い立ち、徹底的に勉強したそうです。そして旦那さんの嫌なところを書き出してみると、全てがADHDの症状に当てはまったという事がありました。
その結果旦那さんが間違っているんじゃなくて、旦那さんが持って生まれたADHDの症状がそうさせてるんだ、という事に気づき、向き合い方まで掴んだそうです。
旦那さんも、「こんな事も覚えてられないのかぁ」と嘆いていたそうです。
この夫婦の場合これがいい意味で転機となり、ADHDの症状にしっかり向き合うきっかけになったそうですが、大半の人は病んで別れます。別れた後もうつやパニックは治りません。主にどうせ中のカップルや夫婦に多く、カサンドラ症候群は深刻な問題になる事が多いです。
対策
離れる事も選択肢の一つ
一方が発達障害を抱えている場合は、共依存的な関係が習慣になってしまう危険性がある。それぞれの自立や責任を犠牲にしてまで、相手に関心を注いでいる状態だ。例えば発達障害の人は、自分が起こした問題をすぐにパートナーのせいにしたり、環境のせいにしたりする。一方、パートナーはすべて自分の責任と思い込み、トラブルの後始末も一人で引き受けるのが習慣になっている。このようなこのような関係になっている場合は、単身赴任や一時的な別居で、物理的、心理的距離を置くことが効果的だ。お互いに干渉しすぎず、自立する方向へ促す(星野仁彦)
症状と性格をしっかり見分ける
先ほどの夫婦のエピソードのように、症状や特性をしっかり把握し、嫌いなところを紙に書き出す、そうする事で、現状を可視化できて、何が正解で何が間違いか、分かりやすくなる、発達障害の当事者も、それを支える側も、お互い離れないためには、それなりの努力と研究と、セルフメンタルコントロールが必要になってくる。
まとめ
カサンドラ症候群は、向き合い方次第で克服できるものですが、それでも現状が改善されない場合は、少し距離を置くのも一つの手段です。
大切なのは、お互い可能な限り相手の立場に立って考える事。
お互い理解しあう事
思い込みを捨てる事
自己覚知を意識する事です。
お互い可能な限り相手の立場に立って考える事は、発達障害の症状によっては難しいもの、その場合お互い納得いくまで話し合って、少しずつお互いの理解を深めましょう。
お互い理解しあう事で、行動や言動の理由が明確になります、ただ注意すべきは、お互い理解しあったという思い込みではダメです。慎重に確認しあいましょう。
思い込みを捨てる事で、「私が間違ってるんだ」という思い込み「俺がいけないんだ」っていう思い込み「お前せいだ!」という思い込み、全部思い込みなんです。この思い込みを捨てて、今なにが起きてるのかを、客観視できるようになれば、病むことは少なくなるはずです。
自己覚知を意識すると、自分が把握してる自分から揺るがないので、カサンドラ症候群に陥ることは少なくなると思います。
ではでは('ω')ノ